マルコフが怒った!!!留学生活が始まって、ロシア語の授業が始まりました。クラス分けのテストもなく、同期のよしこちゃんとスウェーデン人のおっさんと3人で授業が始まった。よしこちゃんはアルファベットもままならないです。彼女は英語の試験でここに来たのですから。ロシアに来るなら、ロシア語の試験受けてきなさい!!!と今も私は思うのです。 どうも面白くない授業。 なぜだか、よしこちゃんに通訳を先生が促すのです。プライドの高いよしこちゃんは「わかってわよ」と不機嫌になります。 でも、私にもピンチがやってきました。プリ・ラスカース。一度読んだ物語を自分の言葉で言い直して相手に伝えると言う訓練です。要約しすぎてしまうと先生に駄目出しを食らいます。宿題はしっかりしていたのですが、いつも、ニハラッショー・・・。(駄目だしです)今度は、全文暗記して出席しました。これまた ニハラッショー。「暗記を求めているんじゃないんだ。」まったくどうしてよいものか・・・。ロシア語を勉強する上ではこの訓練はとても重要です。でも、その頃の私にわかる由もないのです。最後の3日間は旅行行って、もう1日学校あるよって時にはオヤスミしました。 マルコフは怒った!!!よしこちゃんに伝えたそうです。「自分にとってもこのクラスはとても難しかった。アルファベットを教えないとならないし、ロシアンはもっと先を教えてやらなくてはならなかった。彼女の気持ちは良くわかるが、私は教育者だ。無断欠席はやはり許せない」そう言って成績表も書いてもらえませんでした。 でも、夏を過ぎた頃、マルコフに学内で出会いました。気軽に話しかけて下り、「いつ帰国するんだ?」と。「冬までいます」と答え、卒業論文のことも心配くださった。教育者マルコフは厳しかったけど、優しい方だとわかってよかったです |